関東大震災の朝鮮人虐殺から100年
レイシズムと歴史否定を考える
〜国連特別報告者を迎えて

※キャンセル待ち受付開始 関東大震災の朝鮮人虐殺から100年 レイシズムと歴史否定を考える〜国連特別報告者を迎えて
PDF
2023年8月11日(祝・金)
 
*ポスター(QRコード付き)

●開催趣旨

1923年に起きた関東大震災では、朝鮮人への流言蜚語により、軍と警察、そして民間人によって作られた自警団の手で多くの朝鮮人が虐殺されました。朝鮮人のみならず、中国人、障害者、被差別部落出身者などの犠牲者も少なくありませんでした。 にもかかわらず、日本政府および東京都は本事件の調査を行っていません。

2022年に起きた東京都総務局人権部による飯山由貴《In-Mates》の検閲・上映禁止事件は、今年9月1日に100年の節目を迎える関東大震災の虐殺について、東京都の歴史否定を明らかにしました。また、本事件に関する東京都人権部による東京都議会での答弁は、日本社会に深く根を下ろす人権と差別への軽視をもあらわにしました。

これを受け、本シンポジウムでは、2002年から2008年まで、現代的形態の人種主義、人種差別、排外主義および関連する不寛容に関する国連特別報告者ドゥドゥ・ディエンさんに基調報告をいただきます。ドゥドゥ・ディエンさんの報告を基軸として、専門家と表現者による歴史認識・教育・世代間トラウマ・ヘイトスピーチ・ヘイトクライム・表現の自由・検閲などの現代的な考察や報告を行います。

歴史の否定は現在に生きる人々の尊厳を傷つけるとともに、偏見を煽動します。犠牲者への追悼を不可能にし、私たちが負の歴史から学び、正義と共生を実現することをも妨げるものです。100年前の出来事は現在を生きる私たちにとって、決して他人事ではありません。これから100年後の人々にとっても重要な史実であり続けるでしょう。本シンポジウムでは、日本におけるレイシズムと歴史否定を国境を超えた人権の問題へと接続するとともに、これに抗うために、表現活動、教育、学術研究が何を行うべきか、その可能性を論じる場を作り出します。


【日時】 2023年8月11日(祝・金)
14時〜19時(入場は13時30分から)

【会場】 東京大学駒場キャンパス18号館ホール
〒153―8902 東京都目黒区駒場3―8―1

【定員】

8月11日(祝・金)に開催します『関東大震災の朝鮮人虐殺から100年 レイシズムと歴史否定を考える:国連特別報告者を迎えて』について、7月27日(木)より参加申込みを募らせていただきましたが、定員に達しましたので、参加申込みを締め切らせていただきました。

ただいま【キャンセル待ち】のお申込みを受け付けております。参加の可否は、8月8日(火)までに事務局よりご連絡いたしますので、ご希望の方は下記のフォームよりご登録ください。先着順でのご案内となります。
詳細PDF

【キャンセル待ち】
キャンセル待ち申し込みフォーム

100名(対面のみ) ※日英同時通訳あり・本シンポジウムの記録は後日オンライン配信予定です。

【申込フォーム】 https://forms.gle/hCNbxbqfZ9LB8Ng46

【主催】 東京大学大学院総合文化研究科グローバル地域研究機構 韓国学研究センター

【協力】 東京大学芸術創造連携研究機構、東京大学大学院多文化共生・統合人間学プログラム、反差別国際運動(IMADR)、プレカリアートユニオン