歴史問題の和解のための市民の活動を考える学習会
―朝鮮人犠牲者の遺骨発掘・東アジア共同ワークショップの経験から学ぶ―
2021年7月25日(日)
 
*ポスター(QRコード付き)

【日時】 2021年7月25日(日)13:00~15:30

  Zoomウェビナーによるオンライン会議として実施します(要・事前登録)。

【プログラム】 13:00~13:10 主催者挨拶
13:10~13:50 第1部 東アジア共同ワークショップとは
報 告:殿平 善彦(深川市一乗寺住職、NPO法人東アジア市民ネットワーク代表 )
13:50~14:00 休憩
14:00~15:30 第2部 パネルディスカッション・活動への参加経験とその継承をめぐって
登壇予定者:
宋 基燦(立命館大学准教授)
金 正姫(横浜市在住)
荒川 裕紀(明石工業高等専門学校准教授)
コメント:坂田 美奈子(北洋大学准教授、アイヌ史研究者)ほか

【司会】伊地知 紀子(大阪市立大学文学部教授)

【参加手続き】 参加費無料、ただし7月23日(金)までに事前登録が必要です。
下記のウェブフォームまたはメールでの登録をお願いいたします。
開催日までに、事務局よりメールでウェビナーのURLをお知らせします。

・ウェブフォームでの事前参加登録はこちらから
・お問い合わせ [email protected]
(東京大学韓国学研究センター事務局)

【使用言語】 日本語

【主催】 科研費・新学術領域研究「市民による歴史問題の和解をめぐる活動とその可能性についての研究」(代表・外村大)

【協力】 東京大学グローバル地域研究機構韓国学研究センター

【注意点】 ・本シンポジウムは、Zoomウェビナーによるオンライン研究会です。シンポジウム参加のため、事前にZoomのインストールをお願いします。→Zoomダウンロードセンター
・ZOOMの操作方法や接続不備については恐れ入りますが、ZOOMのヘルプセンターをご活用ください。

<企画趣旨>
 日本の過去の侵略戦争や植民地支配に起因する「歴史問題」は、今日も、外交関係にも影響を及ぼしています。被害当事者のなかには今日も謝罪と補償を求める人びとがいます。また、強制労働の被害をめぐっては、自身の肉親がどこで亡くなったかもわからず、その遺骨も手にできない遺族もおられます。
 そのようなかで、「歴史問題」を考え、被害当事者の人権救済を目指す市民の活動も続けられてきました。その活動のなかからは、様々な出会いが生まれ、「和解」の展望が語られるようになっています。
 今回の学習会では、そうした活動の一つである、「東アジア共同ワークショップ」を招いて「歴史問題」をめぐる市民の活動のあり方について考えていきます。東アジア共同ワークショップは、北海道・朱鞠内湖のダム建設等での労働で犠牲になった朝鮮人の遺骨発掘作業、その歴史を学ぶ実践を、1997年以来、続けてきました。そこに参加した多くの日本人・韓国人・在日コリアンの若者は、その後、それぞれの現場でも、「歴史問題」にかかわる取り組みを続けてもいます。当日は、東アジア共同ワークショップの参加者から、活動から何を学んだか、現在どのような取り組みを行っているかなどについてご発言をいただき、そのうえで「歴史問題」の和解に向けて何ができるかを議論し、考えていく予定です。

<第2部 パネリストの紹介>
・宋 基燦
韓国からワークショップに参加。その後、日本に留学して在日朝鮮人の民族教育を研究テーマとして対象に博士学位を取得。現在、立命館大学准教授。
・金 正姫
遺骨を掘って先祖の恨を晴らしたいとワークショップに参加。お連れ合いと子どももワークショップ参加者している。
・荒川 裕紀
大学生の時にワークショップに参加、現在、国際理解教育の一環として、韓国との交流を進めている。現在、明石工業高等専門学校准教授。